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2025年10月29日 歯科コラム

歯石は取らなくても大丈夫?歯石のリスクとは

 「歯石くらい、取らなくても大丈夫でしょ?」…それ、本当に大丈夫ですか?

 

歯科医院で「歯石がたまっていますね」と言われても、「痛くないし放っておいても平気かな?」と思ってしまう方は意外と多いものです。

 

ですが、歯石はただの“汚れ”ではなく、放置すると歯ぐきや全身の健康に悪影響を及ぼすリスクのあるものです。

 

このコラムでは、歯石が引き起こす5つのリスクと、歯石除去の大切さをわかりやすくお話します。

 

 

歯石とは?簡単におさらい

 

歯石は、プラーク(歯垢)という細菌のかたまりが、唾液の成分と結びついて石のように硬くなったもの。表面がザラザラしているため、さらに細菌や汚れがつきやすくなり、悪循環に。

 

ブラッシングでは取れず、歯科医院での専用器具による除去が必要です。

 

 

放っておくとどうなる?歯石のリスク5選

 

① 歯周病が進行する

 

歯石の中には大量の細菌が含まれており、歯ぐきに慢性的な炎症を起こします。

進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうことも。

 

日本人が歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく「歯周病」です!

 

 

② 口臭の原因になる

 

歯石に含まれる細菌は、嫌なニオイを発するガスを出します。

特に歯ぐきの中に潜んでいる「歯肉縁下歯石」は、自分では気づきにくい強い口臭の原因になることも。

 

 

 

③ 知覚過敏が悪化する

 

歯石がたまると歯ぐきが下がりやすくなり、歯の根元が露出して冷たいものがしみることがあります。

すでに知覚過敏のある人は特に注意が必要です。

 

④ 虫歯になりやすくなる

 

歯石はプラーク(歯垢とも呼ばれます)の温床。

その結果、虫歯のリスクも高まり、歯を失う要因のひとつになります。

 

⑤ 全身疾患のリスクを高める可能性も

 

最近の研究では、歯周病菌が血管に入り込むことで、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中、早産などとの関係があるとされています。

つまり、口の中の歯石が全身の健康にも影響を与える可能性があるということです。

 

歯石をためないための予防法は?

✅ 正しいブラッシング(歯と歯ぐきの境目をやさしく)

✅ フロスや歯間ブラシの活用

✅ 定期的な歯科検診&スケーリング

✅ よく噛む・水をこまめに飲むなど唾液の分泌を促す

 

 

まとめ:歯石は「溜まってから」ではなく「溜めないように」がポイント

 

歯石は一度できてしまうと、自然に取れることはありません。

放っておくほど悪化し、歯や歯ぐき、さらには全身の健康にも影響します。

 

「痛みがないからまだいいや」ではなく、

「痛くならないようにケアする」ことが、健康なお口を守る第一歩です。

 

医療法人尚栄会 
理事長 水野尚徳

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