※自費診療です
何らかの理由で歯を1本失ってしまった場合、両隣りの歯を削ってブリッジをつけるか、入れ歯にするか、もしくはインプラントを入れるか、迷った経験がある患者さまも多いのではないでしょうか。
単に「失った歯の機能を補う」ということでは、実はブリッジも入れ歯も、そしてインプラントにも違いはありません。
しかしインプラント治療は他の歯に負担をかけないという点で、ブリッジや入れ歯とは大きく違っているのです。
種類 | インプラント | ブリッジ | 入れ歯 |
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違和感 | ◎ | ○ | △ 素材によっては 違和感がある |
審美性 | ◎ 天然歯のような 自然な見た目 | △ 使用する素材によって 金属が目立つ | △ 使用する素材によって 金属が目立つ |
周りの歯への 影響 | ◎ ほとんど影響はない | △ 周りの健康な歯を 削る必要がある | △ 装着時に左右の歯に 負担がかかりやすい |
治療期間の | △ 3〜6ヵ月程度 | ◎ 数週間 | ◎ 数週間 |
耐久性 | ◎ 10年後も高い残存率 | 〇 7〜8年程度 | △ 4〜5年程度 |
外科処置の 有無 | △ 必要 | ◎ 不要 | ◎ 不要 |
インプラント治療とは、あごの骨に穴を開けてインプラント(人工の歯の根)を入れ、型どりをして作った歯を上から被せて元の歯のようにする治療方法です。つまり、新しい人工の歯をあごの骨が支えるため、残っている歯には負担がかからずに済みます。
一方でブリッジや入れ歯の場合は、あごの骨ではなくお口に残っている歯で支えるため、その支えとなる歯に大きな負担がかかってしまいます。
残っている歯に影響を及ぼさないと考えると、インプラント治療は最良の治療方法と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、全ての方にインプラント治療が適しているわけではないのです。
例えば以下の方は、インプラント治療を受けられません。
このように、インプラント治療が行えないケースもあります。しかし、生涯に渡ってできるだけ長くご自身の歯で食事を楽しむには、非常に有効な治療方法だと言えるでしょう。
インプラント治療のメリットは以下に挙げた点です。
例えば、ブリッジ治療で失った部分の歯を補う場合、周りの歯を削る必要があります。しかし、歯は一度削ってしまったらもう元には戻りません。
健康な歯を削ることに抵抗を感じる方も多いはずです。その点、インプラント治療なら削らずに済むため、周りの歯を健康なまま維持できます。
ブリッジとは、失った歯の両隣の健康な歯を削って装着する被せ物です。削られた歯はどうしても弱くなりますし、ブリッジは歯ブラシで磨きづらいため、虫歯になりやすいというデメリットがあります。
インプラント治療なら周囲の歯を削る必要がなく、歯磨きもしやすいので、ブリッジと比べて虫歯になりにくいのです。
一般的に、食べ物を噛む力が弱くなると脳が徐々に萎縮して、認知症の発症につながると言われています。
インプラント治療なら、あごの骨にインプラント(人工の歯の根)をしっかり固定するため、噛む力が弱まらないのが大きなメリットです。
歯を失った部分に入れ歯やブリッジを入れた場合、どうしても残っている歯に大きな負担がかかります。
しかしインプラント治療を行うと、残っている歯の負担が軽減でき、周りの歯が揺れてきたり割れてしまったりするのを防げます。
ご自身が持つ天然の歯を維持しつつ、噛む力を回復させられるでしょう。
当院ではこのようにメリットの多いインプラント治療を行えるように、診療の体制を整えています。ぜひご相談ください。
インプラント治療は、外科手術を伴う治療方法です。手術の際、誤って神経や血管を傷つけると、重大な事故につながるリスクがあります。そのため普通の歯科治療に比べて、より綿密な検査と治療計画が必要です。
そこで私どもの歯科医院では、より正確で安全なインプラント手術を行うために、CTによる検査を行っています。
CT画像にて、あごの骨の厚みや高さ、神経や血管の位置を把握し、次にインプラントを埋め込む位置や方向などのシミュレーションを行います。
その後、シミュレーションデータをもとに「サージカルステント」と呼ばれる装置を作製。これらの検査やシミュレーションの結果は、患者さまにもご一緒に確認いただくようにしています。
「インプラント」とは、あごの骨に埋め込む人工の歯根(歯の根)のことです。世界には数百ものインプラントメーカーが存在し、それぞれ製品の特徴も異なります。
当院では「インプラントが患者さまのお身体に埋め込む器具である以上、その品質にはこだわるべき」だと考え、実績と品質がよりしっかりしている製品を選択。
「世界シェア」と「日本シェア」、さらには「臨床実験の豊富さ」から、ノーベルバイオケア社の「ブロネマルクシステム」と、ストローマン社の「ストローマンインプラント」を採用しています。どちらのインプラントも多くの歯科医院で扱っており、それだけこの2社は世界中の歯科医師から評価されているメーカーだと言えます。
日本はもちろん、世界でも大きなシェアを獲得しているメーカーのため、もし将来引っ越しをすることがあっても、これらのメーカーの製品を使用している歯科医院は見つけやすいでしょう。そのため、インプラントのメインテナンスのできる歯科医院が限られるなどの心配がありません。
このように私どもは、綿密な検査と治療計画、そして信頼のあるインプラントメーカーの製品を採用することで、安全な治療ができるよう努めています。
インプラントに興味をお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にお問合せください。
「インプラントにすれば虫歯にも歯周病にもならない」とお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
確かに、人工の歯を入れますので虫歯になることはありませんが、「インプラント周囲炎」にはかかります。インプラント周囲炎とは、天然の歯で言う歯周病です。
天然の歯とインプラントを比較した場合、実はインプラントのほうが歯周病にかかりやすいのです。
歯周病の症状が進行すると、歯ぐきやあごの骨に炎症が起こり、せっかく手術で埋め込んだインプラントが抜け落ちてしまうことも。
このようなリスクを回避するには、天然の歯以上の丁寧なメインテナンスが不可欠です。当院ではインプラントを長持ちさせるために、以下の取り組みを行っています。
一人ひとりの患者さまに、それぞれ担当の歯科衛生士をおつけして、インプラント治療後のメインテナンスを実施。患者さまには定期的に通院いただき、担当の衛生士がクリーニングしたり、ご家庭での歯磨き方法をお教えしたりいたします。
同じ衛生士が担当することで、お口の中の小さな変化にも気づきやすく、よりきめ細やかなケアを行えますので、安心してお任せいただけるのではないでしょうか。
さらに私どもでは患者さまに少しでも長くインプラントをお使いいただけるよう、丁寧なメインテナンスを行い、患者さまご本人でも気づきにくい、小さな異変も見逃さないよう努めています。
当院ではインプラント本体に対し、10年間の保証をおつけしています。万一、被せ物が欠けたり壊れたりした場合には、使用年数に応じて修理・再作製の費用を当院が負担いたします。
具体的には以下の使用年数に応じた患者さま負担額で、お作り直しが可能です。
インプラント治療は健康保険が使えず自費診療となるため、どうしても治療費が高額になりがちです。
「せっかく高い費用を払って治療しても、すぐにダメになったら…」と、心配される患者さまも多くいらっしゃると思います。その点、保証があれば、何かあったときも安心いただけるのではないでしょうか。
このような保証をおつけできるのは、私どもの自信の表れでもあります。ご満足いただける治療を行っているという自負があるからこそ、責任を持って保証をおつけしているのです。
※この保証は、当院で定期的にメインテナンスを受けている方のみが対象です。
インプラント治療を受ける際に必要な診査・診断に関わる費用です。費用には、レントゲン撮影、CT撮影、サージカルステントの作製、シミュレーションが含まれています。
治療の期間・回数:1回
診査診断料 | 49,500円 |
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インプラントを埋入するための手術です。埋入後は歯ぐきを縫合、その後抜糸をしてから数か月、治癒期間をおきます。
治療の期間・回数:1〜2回
リスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。噛む感覚がご自身の歯と異なる場合があります。見た目がご自身の歯と異なる場合があります。手術後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。
一次手術(インプラント埋入手術) | 231,200円 |
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アバットメントを連結するための手術です。インプラント埋入手術から約3~4か月後に行います。
治療の期間・回数:2〜3回
リスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。噛む感覚がご自身の歯と異なる場合があります。見た目がご自身の歯と異なる場合があります。手術後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。
二次手術(アバットメント連結) | 163,200円 |
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上部構造は、ジルコニアで作製した被せ物です。ジルコニア(酸化ジルコニウム)は、軽く、透明度の高い、とても丈夫なセラミックで、数あるセラミック素材の中でも強度・耐久性が最も高く、「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほどです。
また、生体への親和性が高く、人工関節としても使用されるほど人間の体に優しい材料です。より自然で透明感がある美しい仕上りにするため、歯科技工士がジルコニアで作製したクラウンの表面にセラミックを焼き付けています。
治療の期間・回数:1〜2か月、4〜5回
リスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は材質や個人差によります)。歯の状態によっては神経の治療が必要になる場合があります。治療時に出血を伴う可能性があります。
上部構造の作製・装着 | 194,500円 |
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骨に厚みや高さが足りない場合に行います。歯ぐきを切開し、骨が足りない部分に自分の骨、または人工の骨を注入し、メンブレンという専用の人工膜で覆って骨の再生を促す治療法です。
治療の期間・回数:6〜9か月、3〜4回
リスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。個人差により、予定量の再生ができない場合は再手術が必要になる場合があります。組織が再生するまで数か月の期間がかかります。
GBR(骨誘導再生) | 88,000円 |
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歯ぐきが下がってしまった箇所を補う移植手術です。主に患者さま自身の上あごの口蓋 (こうがい ) から、結合組織(歯肉を結合している組織)だけを切り取り、足りない部分に移植します。
治療の期間・回数:1〜2か月、3〜4回
リスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。個人差により、予定量の再生ができない場合は再手術が必要になる場合があります。組織が再生するまで数か月の期間がかかります。
CTG(結合組織移植術) | 88,000円 |
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※金額は税込み表記です。
検査器具やレントゲン、CTで、歯やあごの骨の状態を調べます。
歯やあごの骨など、お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
インプラント本体をあごの骨に埋め込みます。
インプラント本体の上に人工の歯を装着します。
インプラントを長持ちさせるために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ※ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ※ | ○ | ○ | ─ |
午前:9:00~12:00
午後:13:30~18:00
※祝日がある週の木曜は診療日です
休診日:木曜・日曜・祝日