土岐市の歯科・歯医者

〒509-5132 岐阜県土岐市泉町大富224-11

JR中央線「土岐市駅」より徒歩13分、車3分

診療時間
9:00~12:00
13:30~18:00

(休診日:木曜・日曜・祝日)

※祝日がある週の木曜は診療日です

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0572-55-1015

当院の虫歯治療

痛みの少ない治療

治療中の痛みを軽くするには麻酔が有効です。しかし、そもそもこの麻酔注射自体が痛いとお悩みの方は少なくありません。

痛みの少ない虫歯治療を受けてもらいたいと考え、当院では麻酔注射の痛みを抑えられるよう、注射の打ち方に工夫を凝らし、痛みを感じさせない、痛みの少ない治療をご提供しています。

痛みが苦手で歯科の受診をためらっている患者さまを、お一人でも多く助けたい。それが私どもの願いです。

表面麻酔と最も細い針を使い、痛みを軽減

注射の前は、歯ぐきに塗るタイプの表面麻酔を使っています。歯ぐきにあらかじめ麻酔がかかりますから、注射を打ったときの痛みを軽減できます。

また注射針には、日本で入手できるものの中で最も細い針(35G)を採用。針が細ければ細いほど、痛みを少なくできます。

痛みを感じにくい麻酔注射の打ち方

麻酔注射を打つ際は、歯ぐきや粘膜の状態をチェックしながら、チクッという痛みが極力出ないような処置を心がけています。

加えて、麻酔液を注入するときは、ゆっくりと少しずつ行います。少量ずつ時間をかけて注入することで、お体への刺激が減り、痛みを感じにくくできるからです。

注射の後はしっかり時間を置いて、十分に麻酔が効いてから治療を開始します。

必要以上に削らない治療

歯は、一度削ってしまったら元には戻りません。治療を繰り返していくうち、健康な歯の組織はどんどんなくなっていきます。そして、歯は削れば削るほど脆くなり、虫歯が再発しやすくもなります。

これは言い換えれば、「歯を長持ちさせるにはなるべく削らないほうが良い」ということです。歯科の治療技術がどれほど進歩しても、生まれ持ったご自身の歯に勝るものはありません。

そこで当院の虫歯治療では、虫歯に侵されていない健康な歯の組織を削らずに虫歯の部分だけを削る「MI治療(ミニマルインターベンション)」に取り組んでいます。

歯を削りすぎないために

治療の際は、「う蝕検知液」を使用します。う蝕検知液とは、虫歯の部分を染め出す薬剤です。これを使って健康な組織と虫歯の境目を確認しながら処置をすすめ、歯を削りすぎないように細心の注意を払っています。

また、歯を削るときに使用する「ラウンドバー」にもこだわり、その材質を厳選しています。ラウンドバーは、軟化象牙質(なんかぞうげしつ/虫歯の部分)を削る際に使用する器具です。硬いものは削れないため、健全な歯の組織を削りすぎない処置が可能です。

一般的に、ラウンドバーはステンレススチール製を用いるケースが多いようですが、当院ではタングステン製を採用。ステンレススチールに比べて切れ味が良く、スムーズに虫歯の部分を取り除けるからです。必要な部分だけを、よりキレイに削れますので、治療時間も短縮できます。しかも処置の際に患者さまが不快な振動を感じにくい上、ほとんど痛みを感じないというメリットもあります。

削るべき部分をきちんと把握し、必要な部分だけを削る。そうすることで、患者さまの歯を少しでも長持ちさせるのが狙いです。私どもはとりあえずの治療ではなく、歯を守ることを重視し、できるだけ削らない「歯を守る治療」を行ってまいります。

精度の高い根管治療を目指しています

虫歯が重症化して、病巣が神経(歯髄)にまで達してしまった方の場合、歯の神経の治療「根管治療」を受ける必要があります。

根管治療が雑に行われてしまうと、痛みが治まらなかったり、虫歯が再発したりします。場合によっては、歯を抜かなければならなくなることも。この原因としては、細菌や根管(歯の神経)内部の汚染物の取り残しや、治療中の細菌感染といったトラブルが挙げられます。

虫歯の再発を防げるかどうかは、歯の神経に入り込んだ細菌や汚染物を、どれだけキレイに取り除けるかにかかっています。歯の神経の内部は管状になっていて、縫い針ほどの太さしかありません。細菌や根管内部の汚染物をキレイに取り除くには、歯科医師に、神経を集中させて治療に臨む姿勢と丁寧な治療が求められます。

当院では丁寧な根管治療に力を注ぎ、患者さまが少しでも歯を長持ちさせられるようにと努めております。精密さを追求しながら、手間を惜しまずきめ細かい治療を心がけていますので、安心してお任せいただけるのではないでしょうか。

ラバーダム防湿下での治療

根管治療の重要なポイントは、いかに無菌の状態を保てるかにあります。無菌状態を維持できれば、虫歯の再発や痛みなど、後々のトラブルの防止につながるからです。

そこで私どもは、唾液が入り込みやすい奥歯を治療する際、ほぼ必ず「ラバーダム防湿」を行っています。

これは、処置を行う歯以外の部分を、ゴムのシートで覆ってカバーする方法です。唾液などの体液による細菌感染リスクを防ぐと同時に、歯や金属の削りカスがお口の中に入ってしまうことも防げます。

マイクロスコープを導入

当院では、歯科用の顕微鏡「マイクロスコープ」を治療に導入し、必要に応じて使用しています。マイクロスコープは、患部を肉眼の5~20倍に拡大して見られる機器です。

歯の神経の状態をしっかり確認できますから、繊細かつ精密な治療の実現に役立ちます。

治療の質を高める器具を選択

歯の根(神経の部分)の形には個人差があり、人によっては曲がっている場合も少なくありません。曲がっている歯の根は、まっすぐな歯の根に比べ、病巣を取り除くのが困難です。

根の内部の病巣を取り除くときは、「ファイル」と呼ばれる道具を使います。ファイルは、一般的には安価なステンレス製のものが用いられていますが、ステンレス製のファイルは歯の根の内部で曲がりにくいのが難点で、うまく機能せず病巣を取り残してしまう恐れがあります。

そのため私どもは、「ニッケルチタン」という金属でできた、よく曲がるファイルを導入しました。ステンレス製に比べるとニッケルチタン製のファイルは高価ですが、柔軟性があり、複雑な形の歯の根もきちんと治療できます。

さらに治療の際には、このニッケルチタン製のファイルを電動式の器具にセットして使用します。電動式の器具を使えば、湾曲した歯の根であっても、短時間で細菌・汚染物の除去が可能に。また、電動式の根管洗浄機という機器も導入し、汚染物を取り除いた後の歯の根の洗浄を徹底して行っています。

当院ではこのように、歯の根の中をすみずみまでキレイにするべく、最新の器具を使いながら治療を進めています。病巣が大きく治療が難しい歯であっても、きちんと診断を行えばきちんと改善できる可能性は高められるのです。私どもは、手探りのやみくもな治療は行っておりません。再発の少ない、歯を長持ちさせられる丁寧な治療を心がけていますので、無駄に治療が長引く心配もなく、むしろ治療時間を短縮できます。

「根管充填」へのこだわり

根管治療では、最後の仕上げとして、歯の根に細菌が入り込まないよう内部の隙間に薬剤を詰める処置「根管充填(こんかんじゅうてん)」を行います。

この根管充填は、歯を長持ちさせられるかどうかを大きく左右するほどの、非常に重要な処置です。根管充填が成功しないと、再び歯の根が細菌感染を起こし、痛みや腫れなどの症状が生じてしまうからです。

保険診療の根管充填には、一般的に「ガッタパーチャ」と呼ばれるゴムのような材料が広く使用されています。しかし当院では、ガッタパーチャの使用は最小限に留め、薬効成分が配合されているMTA系のシーラーやバイオセラミックスを使用。なぜなら、ガッタパーチャにはあまり薬効成分がありません。ところがこれらのシーラーを用いると、歯の根の中で高い抗菌性を発揮し、再感染が起こりにくくなります。

根管治療を受けた後は「噛んだら痛い」といった症状が出やすく、なかなかすっきりしないという患者さまが多いと言われています。私どもは、材料の一つひとつにこだわり、より良い材料を選択して治療効果を高めることを目指しています。実際に、治療後の経過が良好な患者さまがほとんどです。

なかなか痛みがなくならない重篤な虫歯の方でも、症状が改善しやすく再発も少ない根管治療を受けられます。ご相談ください。

虫歯治療の流れ

虫歯の検査

検査器具やレントゲンで、虫歯の進行度合いを調べます。

治療計画の説明

虫歯がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。

虫歯の部分を取り除く

虫歯の病巣を取り除きます。歯の神経まで虫歯が達している場合は、神経の治療も行います。

詰め物や被せ物を装着

虫歯の進行度合いや大きさに応じて、詰め物や被せ物を装着します。

再発予防

虫歯を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。